あなたの髪は痛んでいないですか?
「痛んだ髪を治したい」、「カラーを繰り返しているけどこの先髪が引っかからないようにしたい」と思っている方は多いのではないでしょうか?
簡単にでも髪の毛の構造を理解することによって、あなたに本当に合ったヘアケアが見つかる可能性が格段に上がります!
そこで今回は美容師歴10年のヤスタカ店長が、一人でも多くの方が自分に合ったヘアケアアイテムをチョイスできるように、髪の毛の構造について簡単に解説していきたいと思います。
この記事を読むと役立つ人はこんな人▼
特にダメージしている方にはかなり役立つ情報だと思いますので是非最後までご覧下さい。
ダメージレベルチェック

まずはあなたの髪のダメージレベルをチェックしましょう。
髪が傷んでる状態は大きく分けると3段階です。
ダメージレベルが最高10Lvだとして、自分がどれくらいのダメージレベルなのか察知してみましょう。
顕微鏡で見ない限りどこがダメージしているかはわかりませんが、痛み具合でなんとなく察知できると思いますので下の表を参考にしてみて下さい。
ダメージLv診断 | Lv1~3 | Lv4~7 | Lv8~10 |
---|---|---|---|
【状態】 | 髪の外側がダメージしている | 髪の外側+内側もダメージしている可能性あり | 確実に髪の内・外がダメージしている |
【見た目】 | ・少しひっかかりがある ・全体より傷んでいる部分が少し茶色く感じる | ・櫛がなかなか通らないことがある ・茶・黄色になっている | ・髪がからまる ・枝毛になって白いプツプツがある ・金髪っぽく見える |
【原因】 | ・紫外線を浴びた ・完璧に乾かさずに寝ることがあった ・オイルやトリートメントをサボっていた | ・カラーやパーマを繰り返している ・その上サロンでトリートメントをしていない ・その上自宅でもケアしていない | ・縮毛矯正・ブリーチなどのハイダメージ施術をしている ・その上左記の諸々を怠っている |
なんとなく自分がどれくらいのダメージレベルのゾーンにいるかわかりましたか?
【原因】を見て耳が痛い人も多いのではないでしょうか?
このあとしっかり対策も紹介していきますが、まずは髪の毛の構造を簡単に理解しておくと対策方法がスムーズに理解できます。
「そんなもんどうでもいいから治す方法を知りたい!」という方は次の項目を読み飛ばしてもOKです。

髪の構造を解説します!
まずは髪の構造を簡単に解説していきます。
難しい話しになると眠たくなるのは筆者だけではないと思うので、かみ砕いて簡単にお伝えしていきます。
髪の毛はカッパ巻き状態

https://www.demi.nicca.co.jp/salonsupport/beauty1_detail_05.html
髪の毛はよくかっぱ巻きに例えられます。
髪の構造
- のり;キューティクル
- ごはん;コルテックス
- きゅうり;メデュラ
この3つの役割も全く違います。
キューティクルについて
キューティクル【のり】はケラチンタンパクという物質でできています。
キューティクルは5~6枚重なっています。毛根から毛先に向かって、たけのこの皮のように上を向いて重なっています。
●キューティクルが整っていれば、指で触った時にツルツルしています。
●キューティクルが乱れていたら、手触りはザラザラしてしまいます。
コルテックスについて
コルテックス【ごはん】は髪の85~95%を占める、とても大切な部分です。
コルテックス細胞同士はCMCでギュッと接着されています。
お酢でお米同士を握ってくっつけるイメージです。

CMCについて
一応CMCについても簡単に説明します。
さっきのカッパ巻きの例えで言うならお酢の役割をして、CMCは、キューティクル同士、コルテックス細胞同士を接着しています。
ちなみに
ちなみに、CMCは水の出入りをコントロールしており、ヘアカラーやパーマなどの薬剤の通り道にもなります。
メデュラについて
髪の中の芯の様な部分です。
細毛の人はこれが無い人もたまにいます。
薬剤などで変化することはほぼ無いのです。
髪の毛の成分

https://www.demi.nicca.co.jp/salonsupport/beauty1_detail_13.html
髪はほぼほぼタンパク質からできています。人の体もタンパク質のかたまりなので、美容においてはタンパク質はめちゃめちゃ重要です!
髪や爪、肌の角質は、硬い性質のケラチンタンパクから生成されており、肌や内臓は、軟らかい性質のコラーゲンタンパクからできています。

痛んだ髪の改善方法
髪の事が少しわかったところで、もう一度最初の表を見てみましょう。
ダメージLv診断 | Lv1~3 | Lv4~7 | Lv8~10 |
---|---|---|---|
【状態】 | 髪の外側がダメージしている | 髪の外側+内側もダメージしている可能性あり | 確実に髪の内・外がダメージしている |
【見た目】 | ・少しひっかかりがある ・全体より傷んでいる部分が少し茶色く感じる | ・櫛がなかなか通らないことがある ・茶・黄色になっている | ・髪がからまる ・枝毛になって白いプツプツがある ・金髪っぽく見える |
【髪を1本引っ張ると】 | ・ピンピンと弾力がある | ・少し伸びる | ・ビヨーンと伸びたり、切れたりする |
【原因】 | ・紫外線を浴びた ・完璧に乾かさずに寝ることがあった ・オイルやトリートメントをサボっていた | ・カラーやパーマを繰り返している ・その上サロンでトリートメントをしていない ・その上自宅でもケアしていない | ・縮毛矯正・ブリーチなどのハイダメージ施術をしている ・その上左記の諸々を怠っている |
レベルごとに適切な改善方法をお伝えしていきます。
Lv1~Lv3の治しかた
比較的軽傷であるこのLvはすぐに回復します。
先ほどの構造で説明した【のり】の部分、キューティクルが乱れているだけの可能性が高いです。
ならキューティクルの方向が整っていないだけなので、コーティングして整えると手触りが回復するケースが多いです。
髪をキレイにするオススメのトリートメントはこちら▼
Lv4~Lv7の治し方
このLvの人が1番多い印象です。
髪を引っ張ったら少しだけ伸びたり、色が変わっていたりするのがこのLvになります。
セミロング以上の方の毛先だけこのあたりの痛みLvになっている方が非常に多いです。
キューティクル+内側のごはんにあたるタンパク質が少なくなっている可能性があります。
トリートメントに追加して、アミノ酸系シャンプーやタンパク質補充系の洗い流さないトリートメントを使って流れ落ちたタンパク質を直接補うことをおすすめします。
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Lv8~Lv10の治し方
引っ張ったらゴムの様に伸びる髪の毛やプチッと切れる髪の毛がこのLvになります。
縮毛矯正・デジタルパーマ・ブリーチ等のハイパワー施術を数回繰り返して、ケアを怠っていたらこのLvに到達します。
1番良い対処方法は【切る】です!
完全に治るかわからないし、治すのに時間もかかるので思い切ってカットすることをおすすめします。
どうしても切りたくない!という方は~Lv7までのケアを毎日繰り返しながら、月一でサロンのシステムトリートメントを行いましょう。
おすすめのサロンシステムトリートメントは以下の通りです。
このあたりが業界でもダメージ回復に優れた上質なトリートメントです。
是非近くのサロンにあるか検索してみて下さい。

まとめ
最後にこの記事のまとめです。
- 髪の構造はカッパ巻き状で、キューティクル(のり)、メデュラ(ごはん)、コルテックス(きゅうり)でできています。
- 傷みのある髪はメデュラ(タンパク質)が無くなってスカスカな状態である。
- ダメージレベルに合った対処方法を取りましょう
- Lv1~Lv3:トリートメントを良くしよう
- Lv4~Lv7:シャンプーと洗い流さないトリートメントも良くしよう
- Lv8~Lv10:上記のケア+サロンのシステムトリートメント。もしくは切る!
ダメージLv診断 | Lv1~3 | Lv4~7 | Lv8~10 |
---|---|---|---|
【状態】 | 髪の外側がダメージしている | 髪の外側+内側もダメージしている可能性あり | 確実に髪の内・外がダメージしている |
【見た目】 | ・少しひっかかりがある ・全体より傷んでいる部分が少し茶色く感じる | ・櫛がなかなか通らないことがある ・茶・黄色になっている | ・髪がからまる ・枝毛になって白いプツプツがある ・金髪っぽく見える |
【髪を1本引っ張ると】 | ・ピンピンと弾力がある | ・少し伸びる | ・ビヨーンと伸びたり、切れたりする |
【原因】 | ・紫外線を浴びた ・完璧に乾かさずに寝ることがあった ・オイルやトリートメントをサボっていた | ・カラーやパーマを繰り返している ・その上サロンでトリートメントをしていない ・その上自宅でもケアしていない | ・縮毛矯正・ブリーチなどのハイダメージ施術をしている ・その上左記の諸々を怠っている |
髪の構造と治し方は理解できたでしょうか?
痛んで悩んでいた方の解決になれば幸いです。
これからも髪や頭皮にとって役立つ情報をどんどん公開していきます!
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