あなたは正しい洗い方でシャンプーができていますか?
意外にもしっかりシャンプーできている人は少ないです。
シャンプーのやり方一つで髪をケアするのか、逆に傷ませてパサパサさせてしまうかが変わってきます。
美容師である僕も、シャンプーについて学ぶ前までは全然ダメな洗い方をしていました。
そこで、この記事では美容師歴11年のヤスタカ店長が、正しい髪の毛の洗い方の手順と美容師がお客様をシャンプーする際に意識していることを紹介していきます。

この記事を読んでわかることは大きく3つです▼
すぐできる事ばかりなので、最後まで読んだら是非今日から実践してみて下さい。
ちなみにシャンプーの洗い方より、ダメージケアにオススメのシャンプーが知りたい方はこちらから▼
髪の洗い方の正しい手順

まずは頭皮と髪の為に正しい髪の洗い方の手順を紹介します。
ブラッシング→予洗い→泡立て→シャンプー→すすぎ
という手順がおすすめです。
ブラッシングと予洗いはしている人は少ないのではないでしょうか?
実はシャンプーする上で大事なのは、事前にお湯でしっかり汚れを落とすことが大事なんです。
それでは上記の手順をひとつひとつ、詳しく解説していきます。
乾いた髪をブラッシング
- 所要時間目安:1~2分
- 目的:髪の絡まりやほこりを落としてシャンプーをしやすくする
- やり方:頭皮から毛先に向かって髪全体をゆっくりとかしましょう
まずはシャンプーする前にブラシでしっかりケアしていきましょう。
頭皮のマッサージもブラッシングで同時に出来れば血行促進されてよりgood!!
使うブラシは目が細かくて毛が柔らかく、頭皮もブラッシングできるタイプがおすすめです。
ヤスタカ店長おすすめのブラシはエスハートエスの通称【頭皮の歯ブラシ】です。
柔らかいブラシが頭皮の汚れをかき出しながら、髪の絡まりもとかせるお風呂場用のブラシです。
予洗いをする
- 所要時間目安:30秒~1分
- 目的:髪の毛の汚れと頭皮の皮脂をしっかり落とす
- やり方:ゴシゴシせずに上を向いて上から下へとキューティクルの方向と同じ向きになでるように流しましょう
通称お湯シャンと呼ばれたりします。
髪の汚れの90%はお湯で落ちるので、ここでしっかりすすぎをましょう。
その後のシャンプーの泡立ちもかなり良くなります。
泡立て
- 所要時間目安:30秒前後
- 目的:泡立ちが不十分だと髪に摩擦がかかり傷む可能性があるので
- やり方:手の平にシャンプーを出したらお湯を少し混ぜて空気と混ぜて手で十分に泡立てましょう
ここは神経質になりすぎず、手のひらで少し泡立てばOKです。
シャンプー液を直接髪につけると洗浄力が強すぎて頭皮が乾燥する危険性があります。
髪に直接プッシュしてつけるのはやめましょう。
シャンプー
- 所要時間目安:3~5分
- 目的:頭皮と髪の洗浄
- やり方:手を寝かせて指の腹でマッサージするように地肌を掴んで動かすイメージで洗いましょう
爪を立てて洗うと頭皮に傷がついて傷口から細菌が入り込むなど頭皮に良くないので、指の腹で洗いましょう。
ついでに下から上に引き上げながらシャンプーすると、お顔のリフトアップ効果もあるので一石二鳥です。
マッサージ効果もあって血行促進にも繋がります。
すすぎ
- 所要時間目安:2~4分
- 目的:シャンプーを残さないようにしっかりすすぐ
- やり方:シャワーヘッドを頭皮に直接当てて頭皮全体に当てながら指の腹で地肌を優しくマッサージしながらぬめりがないかよく確認しながら洗い流しましょう
このときも上を向いて上から下とキューティクルの方向と同じ向きに流しましょう。
ちなみに水道の塩素やマイクロバブルが気になる方は、シャワーヘッドを変えるだけで簡単に塩素カットやバブルを発生させれるのでオススメです。
シャワーヘッドの詳しい解説は別の記事でまとめています▼

シャンプーにまつわる疑問
次ににシャンプーにまつわる疑問や質問などを紹介して解説していきます。
普段美容師という仕事をしていてリアルなお客様からの疑問や、ネットとSNSなどに書いてあった悩みをピックアップしてまとめました。
「わかめを食べたら髪が増える」のような都市伝説は除外して、美容師が理解している正しい知識だけを紹介していきます。
シャンプーの頻度
シャンプーは1日1回を推奨しています。
シャンプーのしすぎは頭皮に必要な皮脂を取りすぎてしまい、紫外線などのダメ-ジをもろに受けてしまうのでよくありません。
オススメのシャンプーの種類
オススメのシャンプーの種類はアミノ酸系がおすすめです。
洗浄力が強すぎず、頭皮に必要な皮脂を取り過ぎないからです。
また髪を傷つけにくいのでダメージを気にされている方にもオススメ。
その他に石けん系と高級アルコール系のシャンプーがあります。
世の多くは高級アルコール系なので、今回を機にアミノ酸系のシャンプーを選んで是非使ってみましょう。
アミノ酸系のシャンプーを成分表示で見極める方法はこちらで詳しく解説しています▼
シャンプーのタイミング
シャンプーのベストタイミングは夜がおすすめです。
その日のうちに汚れを落として、毎日使う枕を清潔に保つためです。
さらに、シャンプー後はアミノ酸系シャンプーであっても頭皮の皮脂が多少取れてノーガードな状態になってしまいます。
ガードするのに必要な皮脂を分泌させる為には数時間必要なので夜にシャンプーをしましょう。
お湯の温度
38℃~40℃(体温より少し高め)のぬるま湯を推奨しています。
髪は高温に弱いため、熱すぎるお湯やサウナへ行きまくると傷みます。
ちなみにカラーの色持ちを長くする為にも熱すぎない温度が大事です。
ちなみに余裕があれば冷水で流すのもOK!!
サウナ後に水風呂に入るのと同じ原理で、血行促進後の冷水で頭皮の引き締め効果が期待できます。
カラーの色持ちを長持ちさせる方法も細かくまとめてあります▼

美容師がシャンプーするときに意識していること
最後に美容師が仕事中にお客様をシャンプーするときに意識していることを紹介します。
あなたが自宅でシャンプーする際のヒントになるかもしれません。
美容師ならではの意見もあるので参考にしてみて下さい。
もこもこに泡立てる
泡がきめ細かく作れると洗いやすいし、腕が疲れにくいです。
先にも説明しましたが、泡立ても意識してみましょう。
生え際をしっかり洗う
シャンプーで洗い残しが多い部分は生え際です。
もみあげ、えり足、おでこのあたりは洗い残しやすいので注意してしっかり洗いましょう。
この部分がしっかり洗われていると気持ちが良いですよ。
丸く洗う
意味がわからないかもしれませんが、頭は小さいサッカーボールくらいの大きさで、成人男性の平均の頭の横幅は約16センチと意外に小さいです。
出典:頭の大きさ – サイズブログ (sizeblog.net)
小さい球体を均等な力で洗うのは難しいので、肩をしっかり動かして球体を丸く洗うイメージを持ってシャンプーするとしっかり洗えます。

以上髪の洗い方の正しい手順とシャンプーにまつわる疑問、美容師がシャンプーする際に意識していることを紹介しました。
髪の洗い方に疑問をもっていたり、頭皮や髪をもっと良くしたいと思っている方の参考になれば幸いです。
次のシャンプーから出来ることばかりですので、是非普段のシャンプーにできることから取り入れてみて下さい。
あなたの髪の手触り、将来の頭皮環境がきっと良くなるはずです。
これからも髪や頭皮にとって役立つ情報をどんどん公開していきます!
コメントいただけると励みになりますし、質問や取り扱ってほし題材などありましたらお気軽にコメントやラインから相談下さい。
SNSも更新しております!
インスタ、ツイッターのフォローもよろしくお願いします!!